”FIRE=Financial independence, Retire early”経済的自由と早期リタイアの造語です。
FIREという言葉が一般的になってから様々なFIREの形が広がりました。
①ファットFIRE ②リーンFIRE ③サイドFIRE ④バリスタFIRE ⑤コーストFIRE が主な種類です。
その中で、私が目指すFIREの形はサイドFIREとなります。
今回は、私がなぜサイドFIREを目指す理由について解説します。
FIREの種類について
FIREの種類は①ファットFIRE ②リーンFIRE ③サイドFIRE ④バリスタFIRE ⑤コーストFIRE があります。
①〜④のイメージ図は下記です。

必要な資産も異なるので、難易度も異なってきます。さらに、③サイドFIRE ④バリスタFIRE ⑤コーストFIRE は、”働く”という選択をしていますので、一般的にイメージするFI”RE”=早期リタイアとは異なります。
”働く”を見つめ直す
”働く”とは、何か?
一般的な目的は ①経済的な収入を得るため・・・②自己実現するため・・・③社会貢献するため・・・④充実感を得るため・・・といったところです。
目的は人それぞれですが、どの目的が良いとかを言及したいわけではありません。しかし、FIRE民という立場での”働く”場合、すでに経済的自立に近づいているため、【①経済的な収入を得る】という目的は薄れるかもしれません。
それに対して、②③④の目的を考えた場合、FIRE民という立場で働くことに違和感はなくなります。
”サイドFIRE”を目指す理由
私は大学卒業後、会社員として過ごしてきました。
生活の主軸は、”働く”ということでした。働くことで、楽しい経験や辛い経験を多くしてきています。局所的に見れば、辛くて働きたくないという時期もあったことは確かです。しかし、全体を通してみれば、働くことを通して得られた経験はとても貴いものです。人との出会い、個人では絶対に出来なかった経験などとても充実しています。
そのため、FIRE後も働きたいと考えています。
経済的に自立していれば、働くことに妥協する必要はありません。やりたくないことはやる必要はなくなります。働きたくないときは働かないという選択もできます。つまり、我儘に働くことができるのです。
【我儘に働くために、FIREする】
これが、私のサイドFIREを目指す理由です。
サイドFIREを目指す道中で起きたアキレス腱断裂
こんな思いを持ってサイドFIREを目指している道中で起きた事故が”右足のアキレス腱断裂”。
この事故が私の思いをより一層強くしました。
私は、一般的な会社員として働いているので、朝出勤し、夜帰宅するというオールドスタイルのサラリーマン生活を送っています。しかも、地方在住のため、出勤は車通勤。つまり、右足のアキレス腱断裂は致命傷です。車の運転ができなくなった私は、出勤する手段を失ったわけです。運が良く、会社がリモート勤務を認めてくれたおかげで、休職を免れることができました。
もし貯金もなく、会社がリモート勤務を認めてくれなければ、金銭的にも不安で仕方なかったはずです。
サイドFIREをしていれば、
・最低限の生活は資産から賄えるという土台!
は心の安定が計り知れません。これがかなり大事な理由です。
そして、最初はリモートで最低限の仕事を行い、暇な時間にNETFLIXとかアマプラでも見て過ごせばいいやと思っていた訳です。しかし、アキレス腱の療養のため自宅で過ごす日にちが過ぎるにあたって、リモートで仕事を行う時間が私にとっては大事な時間になりました。
仕事は、お金だけではなく、社会とのつながりも感じることができる大切な時間。そして、ほんの少しでも誰かの役に立てることができれば心が満たしてくれました。
私にとっては大事な気づきです。当たり前のことがなくなった時、ようやく気付くことができました。
仕事の何がストレスだったのか?考える
さらに、ケガをしたことにより仕事をすべてリモートにしたことで、
・通勤
・職場での無駄なコミュニケーション
・職場の空気を読むこと
をしなくなりました。この3つがなくなり、仕事に対するストレスがかなり減ったことを実感しています。
毎日の通勤で、朝夕合わせて1時間くらいの無駄時間が減った。
職場での無駄なコミュニケーションにより自分の業務に専念することができるようになった。
職場の空気を読む必要がなくなり、自分のタイミングで業務を開始・終了ができるようになった。
自分では当たり前だと思っていたことが、ストレスに感じていた部分があります。しかし、仕事の本質とは異なります。
仕事の本質以外に感じるストレス部分を取り除くことができる仕事ができれば、仕事は楽しくなると実感しています。
つまり、サイドFIREという生き方は、私にとってベストな生き方だと考えています。
読者の方への提案
私はアキレス腱を断裂したことで、運よく仕事の本質以外のストレスがかかる部分を見つけることが出来ました。
読者の方にやってみた方がいいことは、”今の仕事でストレスがかかる部分が何か?を見つけること”です。毎日、自分を観察して、ストレスを感じる部分が分かってくると、自分のベストな働き方が見つかると思います。
ベストな働き方が見つかれば、”働くこと”の意識が変わるはずです。